5月1日(日)
昨日はたぶん夜遅くまで大騒ぎだったと思うんだけど、私のホテルのまわりは静かでよかった。
チェックアウトして、今日はベルギーへ向かう。
チェックアウトするとき、受付のお姉さんに「昨日のパーティは楽しんだ?」と聞かれ、「楽しかったけど、疲れた」、そして小さい声で「crazy・・・」と言ったら、大笑いしながら、「アムステルダムはみんなクレイジーになる日なの」と言ってた。
で、聞きもしないのに、「今日はもう町中がきれいになってるわよ!みんな夜中 一生懸命掃除したから。」というような事を、とっても自信満々な感じで言ってた。「本当?」と聞き返したら、「本当よ!すっかりきれいになってるわよ」
荷物があるからトラムで駅に向かう。トラムから見る昨日の無法地帯のような町はすっかり静かにおとなしくなっていた。日曜日なので人もいない。
ゴミは7割ほど片付けられた感じ。まだまだ道の端っこにはゴミがあったりするけど、昨日のあの様子からは想像もつかないほどきれいになっていた。でも、昨日と比べたらキレイってだけで、決して完璧にキレイってわけじゃないんだけど。
清掃車みたいなのが、道路を掃除してたり、ゴミ運搬車が行き交ってたり、5月1日のアムステルダムはもう慣れたもんって感じだった。
駅でいつもの窓口に行ったら、いつになく大混雑。
やっぱり昨日のアムステルダムはおのぼりさんがいっぱいで、みんなそれぞれおうちに帰るんだろう。international は別の窓口っていうような案内がオランダ語(か、フランス語)であって一瞬あれ?どこ?と思ったけど、ベネルクスはいつものdomestic のとこでいいみたいな感じにも読み取れたんで、並んでたら大丈夫だった。普通にちょっとそこまでって感じでチケットが買えて、違うのは手数料0.5ユーロがかからないこと。手数料がかかるのは、オランダ国内のみってことなんだろうか。
国際列車なんだけど、地味な列車で、車両に大きなスーツケース置き場があるのが、ちょっとだけ長距離列車っぽかった。
デン・ハーグ、ロッテルダム、アントワープ、とか知った名前の駅を過ぎて行く。あ、いつの間にかベルギーに入ってた。昔、それこそ大昔だけど、ユーレイルパス持って列車の旅してたときは、車掌さんがパスポートを確認してて、夜中の国境越えにも起こされたような気がする。
ヨーロッパは狭くなったっていうか、ひとつになってるんだなぁ。車内で携帯電話を使ってる人がいて、ふと思った。どこまで圏内なんだろ。
アントワープ中央駅に止まったあと、列車の向きが逆になって、後ろ向きに進むのは何とも気分が悪いな。
ブリュッセルは駅が3つあって、1つ目の北駅に着いた時、通路の向こう側のおじさんが何やら聞いてきた。何言ってるのかわからないけど、英語で「ここは北駅で次が中央駅で」って話したけど何だかさっぱり理解していないようで、チケットを見せてきた。パリ行きだった。
パリ行きの列車に乗り換えるのはどの駅だろ?と分からなくて、うしろのお兄さんの顔をちらっと見て助けを求めたら、そのお兄さんはおじさんに「英語わかる?フランス語は?」って聞いて、おじさんが困った顔して「ロシアン」って言ったら、なんとお兄さんったらロシア語でおじさんに説明してあげてた。オランダ人だかベルギー人だかわからないけど、すごいなぁ。
オランダ人は、オランダ語とフランス語と英語をみんな普通に話す。
私なんて、何十年勉強してもろくに英語話せず、第二外国語なんてのもすっかり忘れ去ってるっていうのに。日本帰ったら、とりあえずは英語勉強しよ!(っとこの時は思った)
約3時間でブリュッセル到着。中央駅で降りる。何の役にも立ってないけど、ロシア語のおじさんにバイバ〜イしたらにっこり笑ってた。
駅から外に出たら、ビックリ!真夏の暑さ。町を歩く人はTシャツやタンクトップにサンダル履き。長袖Tシャツにコート、Gパンの私は汗がどっと噴出す。コート脱いでも、暑い。
ネットで予約したグランプラスに近いホテルに向かう。荷物ひっぱって、「ボンジュール」と入っていったら、すぐ名前を言われカギを渡された。何の確認もなく、何の記入することもなく。日本人で予約してるのって私だけだったみたい。
部屋は、アムステルダムのホテルよりは狭いけど、きれいだし問題なし。
着替えてグランプラスに行ってみた。以前の冬のイメージとは大違い。広場に座り込んでる若い旅行者や、ガイドさんに連れられたアジア人観光客グループもあちこりにいっぱい。
観光の王道ということで、まずはシアワセになれるように(?)「セルクラースの像 Everard
t'Serclaes」を触って、それから「小便小僧 Manneken
Pis」へ。小便小僧って意外に小さいくて街角にぽつってある。世界三大がっかり?のわりに大勢の人が囲んでて、みんな写真撮影会。私もいちおう。
電車内でりんごを一個食べただけだったので、早速名物ムール貝を食べに、どのガイドブックにも載ってるんじゃないかっていう『シェレオン』へ行ってみる。単品のムール貝はほんとにバケツにいっぱいだって言うんで、ランチセットみたいなのをたのんでみる。しかしこれでもムール貝いっぱい。たぶん一度にこれだけのムール貝を食べたのは初めて。味は単調だったので、次はワイン蒸しとか食べてみたい。メニューには「カレー味(?)新登場」みたいに書いてあったけど確かめられなかった。ビール2杯飲んで眠い。
王宮の方に行ってみる。王宮のとなりのブリュッセル公園ではみんなのんびりしてる。それほど広くないけど、家族連れとかがいっぱい。日曜日だからね。噴水見ながらしばしぼんやり。

グランプラスへ戻る途中ワッフルを食べる。いちごとクリームをのせて豪華。軽いのでちょいちょいと食べられちゃう。
アムステルダムからブリュッセルへ来て何となくほっとした。天気がいいことと、観光客が多くて、それなのにのんびりした感じ。お店もどこも入りやすいくて、観光客慣れしてるっていうか。
しばらくグランプラスでぼっーとして、ホテルに戻る。ここは10時には暗くなる。アムスよりは早いけど、それでも1日が長いなぁ。

今日のジュリアン君
5月2日(月)
昨夜は暑くて寝苦しかった。ベルギーのこの季節はもう夏なんだぁ、、、(実は違ったんだけど)。
今日は、今回の旅の目的とも言うべきブルージュへ行く。
昨日の感じで、長袖Tシャツにパンツで出かけようとしたら、ホテルの人に、「上着を持っていた方がいい。天気が直ぐ変わるから、傘も」と言われ、え?そうなの〜と半分信じられない感じで部屋に戻り、カーディガンを1枚持ち、いちおう折りたたみ傘を持って出た。
外に出た途端・・・雨だよ!?ホントに空の色が変わってた。
若干不安になりながらも、やっぱり荷物になるのがいやなので、ジャケットは取りに戻らずそのまま駅に向かう。窓口でブルージュ往復切符を買ったけど、割引にはならなかった。ホームで会った日本人親子のお母さん(日本人)によると、昨日アントワープに行ったら週末割引でかなり割引されてたと言ってた。
この親子、ブリュッセル4日目ということだったので、昨日みたいにずっとお天気よかったんですか?と聞いたら、昨日だけが異常に暑かった、とのことで、今日のくもり空はこの時期の普通みたいだった。な〜んだ。。。
ブルージュまでは1時間ほど。途中外は大雨になったり晴れたり曇ったり。ブルージュに着いたときは灰色の曇り空だった。
駅前が、私の思ってるイメージと違う。確かに十数年たってるから変わるのは当たり前なんだけど、ロータリーが広々しちゃってる。
あの時と同じように地図を見ないで歩き出す・・・が駅から歩く観光客がいっぱいいて、ひとりでも迷うことはなかった。
ブルージュの街って車は走ってるけど、一歩裏道の狭い道に入ると、すごく静か。町の中心の鐘楼が遠くからも見えるのでそこを目指していけばいいわけで、ぶらぶら裏道を歩きながら、広場に出た。
小雨がやんでいきなり青空で強い日差しになったり一瞬すごく気持ちよかったんだけど、そばにいたツアーの添乗員さんがお客さんたちに、この一瞬の晴天も30分もてばいいわね、とか言ってたので、変わりやすい天気ってことみたい。広場では、何かのイベントの準備がされているらしく雑然としていた。
ぶらぶらしてたらだんだんまた雨が降り出して寒くなってきたので、広場に面したカフェでお茶することした。「ひとりなんですけど・・・」と言ったら「フレンチ?」と聞かれ、え?私のどこがフランス人よ?と思い、は?って顔したらもう1回「フレンチ?」と聞かれた。とりあえずフランス語メニューを出されても困るので「ノー」と言ったら、お店の中に通されて、よーーーく考えたら「for
lunch?」と聞かれてたんだ。ノーはノーだけど、自分のバカさ加減にどっと疲れた。
中でゆっくりお茶して、さて、と思って外に出たらすっかり晴れていた。
またのんびりお散歩して運河を眺めたりしてたら、空模様が怪しくなってきて・・・せっかく運河めぐりのボートに乗ってるのにみんな傘さしてて笑っちゃう。
次に晴れた瞬間にボートに乗ろうと思ってお散歩を続け、ワッフルを食べたりして、しばらくしてから運河ボートに乗ってみた。30人乗りくらいでほぼ満席。おじさんが各国語で説明しながら運河めぐりする。最初こそよかったけれど、ちょっと小雨かなと思って傘をささずにいたら、だんだんひどくなってきた。満席なのでみんなが傘をさすわけにはいかず、私は隣に座ってたベルギー人(と思われる)の女の子にさしかけてもらった。このベルギー人家族が妙に明るくて、近くに座ってたカナダ人老夫婦と英語で楽しそうにおしゃべり。言葉が通じるっていいなぁ。ベルギーおばさんは、傘を閉じる時わざと雨のしずくを子供に垂らしたりしてみんなで大笑い、一緒になって笑ってた。
それに比べ、暗いよ!日本人夫婦。すぐ後ろに座ってた30代くらいの夫婦は黙ったままで、雨がひどくなり始めても傘をささないので、ベルギーおじさんが心配して「傘持ってる?」と聞いたら、思いっきりノーのしぐさ。みんなで「傘1本まわして〜」(ボート備え付けの大きな傘を使える)と言って渡そうとしたら、無言のままおもむろにバッグから折りたたみ傘を取り出してさす、という何だかわからないことしてて、みんなで疑問符顔になっちゃった。ベルギーおばさんは、こっそり傘のしずくを日本人夫の頭にたらしたりして悪戯してた。顔を見合わせて笑っちゃったよ。
海外に行ったら誰もがその国の大使です、とはよく言ったもので、日本人の印象悪くなっちゃう。
椅子にも雨がふきこみ、お尻はびしょぬれ。オーマイゴッド!な感じで運河ツアーは終わりました。

駅へもどりつつ、まだ雨なので遅めのランチ。寒かったので、あったかくなるようにワーテルゾーイを。名物料理だけど、普通にシチューだった。
昔来た時の強烈に印象に残ってる場所はどこなんだろう。
駅まで戻る道いろいろ裏道を歩いてみたけれど、わからなかった。ずっとイメージしてたブルージュには会えなかった。
また来いってことかな、今度は前と同じ真冬に来てみようかな。
駅に着いて時刻表見たらすぐにブリュッセル行きがあることがわかり、ホームへ走って乗り込む。空席がなくてでデッキに立って、次のゲントで席に座った。となりが大柄な人でちょっと恐そう。見かけで判断しちゃーいけませんが、こういうときってすごくいろいろ想像しちゃって。っていうかヒマだから考えるんだけど。席にすわったままナイフ突きつけられて金出せ!って言われたらどうしよう、、、っていうか英語じゃなくて言ってることの意味わからなくていきなり刺されたらどうしよう・・・とか。その人がジャケットのポケットに手をいれるたび ドキドキ。ケータイ取り出して電話してただけなんだけどね。こわいよーと思っても、そんなことはさっぱりなく、ブリュッセルに着いた。私の妄想力もここまでくると、笑うしかない。
ブリュッセルは雨は降ってなかったみたい。またまたグランプラスでうろうろ。人を見てるのも楽しいし。小便小僧見に行ったら、今日は裸だった。そんなときもあるんだぁ。
ランチが遅かったので夕食とる気にならず。チェリービール買って、ホテル前のサンドイッチ屋さんで何故か突然買いたくなったキッシュを買って、夜食。毎日食べ過ぎてるような気がする。なんだか、空腹感ってのをしばらく感じてないなぁ。

今日のジュリアン君
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