成田〜ヘルシンキ〜ロヴァニエミ到着まで

3月20日(水)

仕事の方はいろいろとトラブル続きで休んでる場合じゃない、って感じなんだけど、旅は行こう!と思った時に行かないと行きそびれちゃうわけだし、会社なんて私がいなくたって何とでもなるんだから、そんなこと気にしちゃいられない。気にするのは、フィンランドの寒さくらい。昨日は徹夜明けで1日ゆっくりできたので旅の準備も万端、と思いきや何やかんやで寝たのが2時半すぎ。寝坊したら大変と緊張してたら早めに目が覚めた。引っ越して初めての成田行きなので京成線を使って成田まで。でも最寄駅までの15分、重いスーツケースを引っ張るのは何とも力仕事。これだけで筋肉痛となってしまう。途中で乗換えて1時間半くらいで成田空港着。いちおうツアーなんだけど、とりあえず団体受付のカウンターで航空券を受け取ってそこから先は勝手に行け、って感じ。カウンターに辿り着く前にスーツケースをセキュリティチェックするところで、はじめて「中味拝見」されてしまった。怪しいものは・・・・・白金カイロのベンジン!持ち込みできないのは知ってたけど、ペットボトルに移し変えてスーツケースに入れてあった。多分ばれてたと思うんだけど、「マッチとかライターあれば出しといて」とそれだけ言われてOKとなった。

カウンターで航空券を受け取って後は出発を待つだけ。ここで搭乗券を渡されて席を選べなかった。通路側だといいんだけど。カウンターで待つ前後にもフィンツアーらしき人がいたけど、フィンツアーってかなりバリエーションあるから一緒かどうかは不明。いつも通り保険申し込みして、早めにゲート前で待つ。どうやら満席みたい。

フィンランド航空は前半分は1列が3−4−2となってる。(後ろの方は2−5−2)私の席は4の一番右端通路側。通路側の方が足を投げ出せてちょっとだけ楽だし出入り自由だし好き。隣はJTBのツアコンのようで、航空券やらいろいろ準備してて大変そう。北欧のツアーかと思ったら、オーストリアとハンガリーあたりのツアーらしい。話してみたいなぁと思ったんだけど、席にいる時は必ずヘッドフォンをしててかつ忙しそうで話し掛けるタイミングがなかった。ヘルシンキについたときはいち早く降りていって、旗を振ってツアー客を誘導してた、えらい!ってか大変なお仕事のよう。
機内食はメニューを選べない。ビールも有無を言わせずフィンランドビール。KOFFとかいうやつでちょっと苦かった。ヘルシンキまで10時間半ってなんとなく短く感じる。ヨーロッパ行くのにアジア便で南回りなんてこともあるからそれに比べたら近い?!1回ごはん食べて、ちょっと本読んだりうとうとしたら次のご飯が出て映画見てたら着いちゃった、って感じ。1本目の映画は見なかったんだけど、2本目ちょっとおもしろくて見てたのに、最後まで終わらないうちに到着間際になっちゃたらしくヘッドフォン取り上げられてしまい結論がわかんな〜い。もうちょっと余裕持って上映してよ!

ヘルシンキの空港ヘルシンキに着いてとりあえず入国審査通って荷物ピックアップして外に出た。国内線の方へ移動、はて?荷物はピックアップしていいんだったっけ。荷札(?)はロバニエミになってるんだけど・・・・とちょっと不安。どうも荷物出てきたのも早く1番に出てしまったのでどうしたもんかなぁ、、と思い、こんな時は聞くに限るってんで、フィンエアのインフォメーションオフィスみたいな所で聞くことにした。しかし、かな〜り久しぶりの海外旅行、英語しゃべるの1年ぶりくらいってことで、なんて聞きゃいいんだ、とわからなくなってしまって、すっかり言葉の不自由な人(そうなんだけどね)になっちゃった。結局オフィスの女性がわざわざカウンターから出てきて、ここまっすぐいってあっちに行けばいいのよぉ、と親切に教えてもらった。国内線のカウンターで荷物だけ預けなおしたんだけど私の便は約5時間後。フライトスケジュール見てたら、ロバニエミ行きって私の便の前に2本もある。う〜着くのが遅くなるよ〜。ヘルシンキでやることは、まず両替。初めてのユーロ。コインもピカピカ。
早々とゲート前で待つことにしたけど、まだまだ。まわりはやっぱり日本からさっきついた人が乗換え待ちしてる。幼稚園くらいの子供連れの母子2組。最初こっちに住んでる人が北極圏に旅行に行くのかなぁと思ったんだけど、日本から来たみたい。子供は元気。

ロバニエミ行きの飛行機は自由席。自由席といえば・・・・昔アロエフロートで帰ってくる時のモスクワから成田が自由席だった。それを予め知ってた私たちは、モスクワで降りて買い物する人たちを横目に、さっさと乗り込んで前の方ののびのびシートを横取りしちゃったことがあるな。
1時間ばかりのフライトだけどサンドイッチが出た。

ロバニエミ到着。やっぱり寒い。小さな空港ですぐ荷物も出てきて、お迎えの「純子さん」と会う。なぜチロリアン?というような服を着てて妙にきっぱりとした口調でお話になる方。目元が山下久美子ちゃんに似てるなぁと思った。この時はそれ以上あんまり観察できなかったんだけど、この純子さん、のちのち話題に人となる(?)。ここでピックアップされたのは子連れ主婦2組と女性3人組と私。ホテルは空港から近くですぐ着いた。ここで明日からの説明をしてもらって、明日砕氷船に乗るのは私だけ?とちょっと不安になる。
ここロバニエミでもオーロラは見えるんだけど、このホテル付近は街の灯りがあるというので、見るためにはタクシーで15分くらいのところまで行かなきゃいけないとの事。でも今晩はすっかり雲に覆われているので多分オーロラは無理とのこと。まだ旅は始まったばかり、先があるのであせらず今日のところはゆっくり寝ることにする。10時前には部屋に落ち着けて、ほっ。いつもながら、今朝起きた時からずっと続いている長い1日、という感じがあってくたくた。とりあえず外にご飯を食べに行く元気はなかったので、早速持参のミニカップラーメン(塩)で夜食。ホテルはとりたてて良くも悪くもない普通の部屋なんだけど、一人で使うから広々しててなかなか快適。荷物もいっぱい広げられるし。お風呂には湯船もあってジェットバスになってた。ボタンを押したらものすごい勢いで噴射しててどう止めたらいいかわからずあせったんだけど、栓を抜いたら止まった。ボタンも1と2があるんだけど、よくわからん。まぁまぁ気持ち良かった。明日は9時出発なのでちゃんと早起きしなくちゃ。