岩国・広島＆博多

ルーツを探れ!?の旅

2005年1月7日（金）〜10日（月）

２００２年〜０３年 広島出張でためこんだＡＮＡマイレージで、広島〜福岡の旅。
そのついでに、聖地☆広島＆福岡でのライブ２連チャン参加。ま、どっちがついでかって言われると・・・。

１月７日（金）

お友達より１時間ほど早い飛行機で広島入り。ホテルに荷物を預かってもらい、お友達到着までひとり縮景園を散策することにした。
縮景園は広島駅に近い町中にありながら、そこだけ別世界のように静かな庭園、真ん中に池があってまわりを散策できるようになっている。駒込にある「六義園」に似ている。
いつだったかこの縮景園で撮られた拉致被害者・横田めぐみさん一家の家族写真をテレビで見たことがある。新潟に移る前は広島に住んでいたらしいのだけど、その印象が強く残っていて、「あ、ここなんだぁ」とまず最初に思った。
その数年後にあんなひどいことに遭ったわけで、家族にとってはつらい場所なんだろうか、幸せだった思い出の場所なんだろうか、そんなことを考えながらお散歩。
池には魚がいて、吉川だったらエサをあげたりするんだろうなぁ、なんてことも思ったりして。
平日の縮景園は閑散としてる。庭園の中に原爆慰霊碑があったりして、それ見て　あ〜ここは広島なんだなぁってことを思い出す。

１時間ほど散策してホテルに戻りお友達と合流。
ふたりとも広島観光はしつくした感があるので、今回は岩国まで足をのばすことにした。電車で岩国に向かう。40分ほど。近いんだけど、岩国は広島県じゃなく山口県だってことを、今回初めて知った。ミーハーなおっかけ旅といっても学ぶことはあるわけです。
岩国駅からはバスで１５分ほどで錦帯橋へ。「キンタイキョウ」という音の印象と「錦」って字で私はキンキラキンの橋を想像していたけれど、木組みの重厚などちらかというと地味な感じの橋でした。
橋を渡るのにお金がかかる。３００円。最近修復したっていうし仕方ないのかなぁ、と思いつつ、何でもかんでも金・金・金・・・わざわざライブ見るために時間とお金をかけて広島まで来てるくせに、結構こういう細かいところがせこくなる。

錦帯橋は観光してる人も多かったし、大きな観光ホテルもあったりしたけど　今回私たちが岩国に来たのは錦帯橋が目的ではない。
岩国というのは毛利元就の三人の息子のうちの一人・元春が吉川家に養子に入り親戚関係になったとことから、ここは吉川藩となった。
吉川晃司が、毛利家の子孫っていうことで、いったいどこらへんから枝分かれした吉川家かは不明ですが、いちおうご先祖様を知りルーツを探る旅。

そんなわけで地図を片手に最初に向かったのが『吉川史料館』。吉川家に伝わる貴重な古文書や重要美術品、武具などが展示されている。お客は私たちだけ。っていうかいったい誰がこんなとこ見に来るのか？毛利フリークか吉川ファンか、くらいしかいないはず。
それほど広くない部屋に展示物が並べられてる。５００円も払ってるから、いろいろ見てみるがあんまり興味なし。
古い雛人形とか多分由緒あるものなんだろうな、と思いつつ、このお内裏さまの口元にホクロでもついてたら感動するのに！とかどうでもいいようなこと話しつつぶらっとした。
何か物足りないなぁと思って部屋を出ると、次の部屋には家系図。これには若干興味あり。大元は静岡駿河が始まりらしく、そこから延々続く家系図なんだけど、一体「吉川晃司」はどこで分岐してるんだ？吉川ファンのために書き加えて欲しい（笑）。
この家系図見てたら、代々名前に「経（つね）」の字が使われている事に気づき、もしかして今ごろ「こうじ〜」じゃなくて「つね〜」とか叫んでるかも、って思ったら大うけしてしまった。「晃司」でよかった。
家紋がかわいいので、ついついいっぱい写真撮っちゃいました。じぶんちの家紋もよく知らないくせに･･･。

いちおう有名観光地に来てるわけなので、山の上にそびえたつ岩国城に向かうことにした。しかし時間も遅く、岩国城はすでにclose、ケーブルカーで上がっても１０分程度したらすぐ最終の下りロープウェイが出るとの事。
それでも岩国に二度来るかって聞かれたら、まず来ないだろうなぁと思ったので、ロープウェイで上がってみることにした。そして走る。岩国城をバックにとりあえず写真撮影をして、即行戻って最終ロープウェイで下りてきた。
いつでも走って走って観光してる気がするなぁ。

すでに真っ暗になっていたんだけど、ルーツを探れ！の旅はご先祖さまにご挨拶ってことで、｢吉川家墓所」へ行く。岩国藩主吉川家代々のお墓が建ち並ぶ。かな〜り広い。とても大きな納骨堂みたいなのがあり、その屋根には家紋が描かれてる。
初代吉川広家氏のお墓は山をちょっと登ったところなので、そこまで暗がりの中　行ってみる。ふつうあんまり行く人いないと思うけど。でも、やっぱり今私たちが楽しい時間を過ごせるのは、さかのぼってさかのぼって、さらにもっ〜とさかのぼって、吉川広家さんのお陰だわってことで、手を合わせてきました。
何やってんだか、な私たちです。

　広島に戻ってからは『八昌』のお好み焼きを食べに行く。そば入り肉玉だっけ、オススメは。それと葱焼を頼んで二人でシェアしてビール飲んで、広島を食で実感。牡蠣のバター焼きもいただきました。

駆け足観光と、美味しいごはんで大満足。明日はライブ！

1月8日（土）

今日広島入りするおともだちが泊まる予定のホテルにこっそり移動。内緒にしといて、部屋飲みに合流しようっていう作戦。プチサプライズ。
ちなみに吉川ファン御用達の全日空ホテルではなく、その裏のひっそりとしたホテルです。

今日は黄金山に行く。ネットで調べたんだけど、行き方がいまいちよくわからなくて、バスの本数もないので、黄金山近くに向かうバスに乗ってみた。
バスを降りたらテレビ塔に向かって旅人のカンで歩いてみる。何度か人に聞きながら山頂に向かうものの、時々道に迷い、急な坂道を上がったり下がったり、体力が無駄に消耗されていく予感。そもそも黄金山に徒歩で登る人はいないのではないかと思う。行き交うのは車ばっかりだし。
途中で雨がぱらついてきたりしたけど、なぜか途中に傘置き場があって、傘を借りられたりした。
ものすごく寒いんだけど、ひたすら歩いて時々すごい階段昇ったりしてるもんだから暑いっていう、風邪ひきそうな感じ。
テレビ塔をすぐ近くに見ながらもぐるっとまわる感じで登っていって、ついに到着。
でも何もない。
いちおう展望台にはなっているけど、登ったところでそれほど眺めがいい感じはしない。お天気も悪いし。
宇品方面、仏舎利塔方面、府中町方面を確認して写真を撮る。
せっかく登ったのがもったいなくて、山頂でだらだら過ごすけど、寒〜い。

次の目的地は宇品。「ウチくる！？」のプリンスホテルのレストランでランチ。
黄金山を下りて適当なところでバスに乗ろうと思ったけど全然来ないので、タクシーでとりあえず電車に乗れそうなところまで行く。そこから電車で宇品港まで行ってみたけど、プリンスホテルはそこからまだ先。港でまたタクシーに乗る。
これが失敗だった。ホテルに着いた時にはランチの時間が終わってしまってて、目的のお店には入れず。
黄金山を下ったところから、プリンスホテルまでタクシーで直行すべきでした。
しかたないので、その上の階のラウンジでランチ。これはこれで眺めがすごく良くて気持ちよかった。 「ウチくる！？」の時は広島駅からホテルまで歩いたらしいってんで、ちょっとだけその気分を味わおうと、ホテルから宇品港まで歩いて行って、そこから電車で会場に向かう。

ライブの開場時間にはまだ時間があったけど、ぞくぞく遠征組の知った顔がいっぱいになってだらだらしゃべっていると、「ウチくる！？」に出ていた恩師の先生や同級生がいたり、吉川パパもいたりで、何だかふるさとほのぼのムード。

◆ライブについては割愛◆いつになく激しい･･･

ライブ後はあらかじめネットで見つけた流川の飲み屋に行ってみたが、、、、ここが失敗(-_-;)。昭和の雰囲気を醸し出すふる〜いお店は、まずついた瞬間から、「予約？」と忘れられてたようでした。お座敷に通されても、なんか怪しげな部屋で、寒いし、しょぼいし。
お店を決めた私は申し訳ない気持ち。
いちおう、生牡蠣とかいわしとか食べられたことは食べられたんだけど、、、、これが後でひどいことに。。。。

このお店の後は、「八紘」でお好み焼き＆牡蠣バター焼を食べてから、ホテルに戻る。

この後部屋飲みってことでみんなで朝まで飲みました。ライブがよくって美味しいもの食べられると、それだけでシアワセ。
それもこれも、キッカワコウジのおかげです！

１月９日（日）

朝５時半まで飲んで、９時起床。おともだちはみんな今日帰京なので、帰京前に宮島観光とのこと。
私は福岡に移動。お昼の新幹線にするつもりなので、午前中は仏舎利塔に歩いて行ってみることにした。前にきたときは雨が降ってたこともあってタクシーで行った。

広島駅で荷物をロッカーに入れて、地図とかそんなものはないのでただ何となく仏舎利塔に向け歩き出した。住宅地ではあるんだけど、ものすごい坂で、ここに住んでる人は不便じゃないんだろうか、なんてこと思いながらテクテクのぼっていく。
お天気はいいんだけど、雪が舞ったりして、寒いんだけど暑い。きのうの黄金山の時とおんなじ。
途中何度か行き止まりになっちゃって、戻ったりなんかして、何とか前にタクシーで来た時に見覚えのある場所に出た。
ここからの坂は半端じゃない。身体を前かがみにして一歩一歩すすんで行くって感じで、山登りみたい。
墓地があって、その脇のすごく急な階段をショートカットで昇れたんだけど、上り階段は自信なく、まわりこむ道をすすんだ。
ついに到着！全く人はいない。
吉川ファンのひとりやふたりいるかと思ったのに、誰もいない。
仏舎利塔のまわりをまわって景色をながめたり写真を撮ったりしたけど、誰もいないので、写真を撮ってもらえず。さみし〜。

しばらく待ってみたけど誰も来ないので、おりることに。下りは墓地脇の階段をおりてショートカットしてみた。
下りは足に負担はかかるけど、時間短縮でさっさと下りていけた。しかし、おりきってから駅の方向がわからなくなって、ちょっとだけ迷子。私は“地図の読める女”ですけど、地図持ってないとやっぱり迷います。

１２時半くらいの「のぞみ」で博多に行く。今回は福岡に住むおともだちと会う予定。４年ぶりくらいに会うおともだちを、ほとんど強引に吉川ライブにも誘ってしまった。会社の後輩なので、たぶん断れなかったんだろうなぁ(^^;。ごめんよ！

広島駅には吉川を見送ろうとするファンの人がいっぱい。一瞬ちょっと待ってみて同じ新幹線に乗ろうかな、とも思ったけど、博多での約束もあるし予定とおりの新幹線で出発。ところが、駅に待っていたおともだちから、吉川が次の新幹線（３０分遅れ）に乗ったよ、とのメール。
せっかくなので（？）博多駅で待ってみることにした。

◆詳細省略◆どこへでもライブに行っちゃう私ですが、こういうのってちょっと罪悪感ありなので。ただ･･･背中が大きかった。

大急ぎで地下鉄に乗ってホテルへ。ここでおともだちと待ち合わせ。１０分遅れくらいで無事到着。
久々に会ったおともだちは変わらず、とっても良い子です。
ライブまで時間があるので、彼女に案内してもらって少し観光。まずは私の希望でラーメン食べに行く。博多には有名店がいっぱいあるんだけど、今回希望したのは、キャナルシティにある「ラーメンパビリオン」にあるラーメン屋さん。いくつかあるお店から一番人気っぽいところに並んで食べた。こくがあって美味しい。

そのあとは櫛田神社に行って、博多名物？の山笠の山車を見る。思ったより大きかった。

歩いて会場に向かったんだけど、すんごい寒い。私にとって、この冬１，２を争うの寒さだったかも。（京都駅の吹きっさらし半屋外ライブよりはマシだけど）　南へ（西？）来たはずなのに、どんどん寒くなってる。開場するのを外で並んで待ったりしたので、さらに身体が冷えて、今日のライブは長袖Tシャツでの参戦となりました。

◆ライブについては割愛◆

おともだちは「かっこよかった！」と言ってくれて「また次も見たい！」とも。嬉しいこと言ってくれるわね。
彼女は福岡といっても博多ではなく電車で帰らなくちゃいけないので、ここでお別れ。
アフターは、遠征組みのおともだちと合流。博多って日曜日お休みだったり閉店がやたら早いお店ばかりで、その中で０時までやってるお店をチェックしといたので、そこへ向かう。
なんとこのお店日曜日お料理すべて半額ってことで、３人でいっぱい頼んでおなかいっぱい食べました。
今日もまたかっこいいライブと美味しいごはんで、シアワセ。

お部屋飲みをしなかったので、早めに寝て翌朝もゆっくりなので、久々のゆっくり休養。

１月10日（月）

昨夜からすごい寒気がして風邪ひいた感じ。たしかに博多は寒いけどそれにしても異常なくらいの悪寒。

遠征組の二人といっしょにホテルをチェックアウトしたけど、彼女たちは新幹線で帰るので、私はひとり空港へ。
福岡は空港がとっても便利なところにあって助かる。街中から地下鉄でちょっとですぐ着いちゃう。
空港でチェックインしようとしたら、バンドのメンバー発見。え！吉川も一緒の飛行機だったらどうしよう、、、、って、どうもしないけど、そうなったらハイジャックでも墜落してもいいかも、と思っちゃうバカファンです、私。
そんな緊張感も若干あったけど　とりあえずお買い物しようと、明太子屋さんへ。そこでも「ここの明太子美味しいんだってさ〜」と話ながらお買い物してるメンバーと一緒になっちゃってびっくり。
結局メンバーのみなさんとは同じ飛行機だったけど、吉川さんはいませんでした。ま、ハイジャックにあっても、墜落しても困るので、それはそれでいいです。

３泊４日の旅で、あちこち駆け足で観光して、美味しいもの食べて、さらにライブ２回。充実の４日間。
ところが、帰ってきたらひど〜い悪寒と吐き気と下痢と熱。
過労？風邪ひいた？と思ってすぐ寝たんだけど、下痢と吐き気がひどい。もう体内には何もないのに、その症状は続く。熱はそれほど出ないんだけど。
翌日病院に行って点滴打ってもらって、薬もらったけど、症状変わらず。２日間も会社を休んでしまい　お正月明け早々6連休。

その後、広島でいっしょにごはんを食べたおともだちがことごとく同じ症状で寝込んでいたことが発覚。みんな同じ症状とのこと。
これって牡蠣にあたったか？いま流行りのノロウィルスかも。
今年はみんなそろって当たり年だ〜☆